オーストラリアでは日本と同様に、電車、バス、フェリー、自転車、など様々な交通手段があります。
オーストラリアでの留学ではその都市それぞれ、また滞在先の地域によって学校への交通手段は変わります。
では中学高校留学での滞在中の通学手段は何でしょうか。
中学高校留学というのは語学学校の集まるシティ中心へ通学するわけではありません。殆どの場合が住宅街のステイ先から住宅街にある学校へと通学します。ホームステイに滞在する留学スタイルがほとんどであるオーストラリアの中学高校留学では、こんな通学方法が一般的です。
通学の多くはバスか電車
9年生から12年生は日本の中学3年から高校3年生にあたります。その年齢の場合はバスや電車を使って自分で通学するのがほとんどです。
電車の種類よりもバスのほうが圧倒的に多いオーストラリアでは、多くの場合はバスになるでしょう。
バスでも電車でも日本でもおなじみのPASMOやsuicaのような電子マネーカードを使って乗車します。バスに一人で乗るのは危なくないの?という方もいらっしゃいますが現地では7年生くらいから一人で乗り降りしています。朝の通学時間は制服の子供たちだらけになるくらいバスにはたくさんの学生が乗っていますので、問題ないでしょう。
ただ、夕方くらいの時間には一人で乗るのは避けるよう言われます。高学年である11年生、12年生であればそれほど心配はいりませんが、中学同等である7年生から9年生くらいまでは私たちエージェントとしても6時以降はなるべく乗らないよう各学生さんに注意を促しています。
オーストラリアも日本みたいに満員バス・電車なの?
そうですね、確かに朝のラッシュの時間は満員バス、満員電車になりがちですね。もちろんエリアにもよりますが、それでも日本のようなぎゅうぎゅう詰めという事はありません。座れずに立っている、けど人と人の間に押しつぶされるような状態で乗ることはまずないでしょう。
バスの場合は運転手さんがこれ以上乗らないで下さい、という制限をかけますので安心です(日本の駅員さんは押し込みますものね 汗)。とはいえ急いでいる人はあと一人くらい乗れるのに!と思ってしまう人もいるかもしれません(笑)
私立はスクールバスがある学校も
公立と私立では様々な違いがありますが、スクールバスがあるかどうかも1つ大きな違いです。
スクールバスはその学校が自分たち専用に用意しているバスドライバーさんで、独自のルートで生徒たちを家の近くまで送り届けてくれるものです。
スクールバスは無料ではありません。使う場合はきちんと登録して乗り降りの場所を相談し、学校側へ料金を払う必要があります。料金は学校によって異なりますが、一般的な公共交通機関の何倍かの料金はかかってしまうのがほとんどです。それでも年齢が小さい場合や、遠い場合などは安心できておすすめです。
ラッキーな人は徒歩通学かも?
どこの学校でも徒歩圏内のホームステイ先も何軒か持っています。徒歩で通えるホームステイは人気なのですぐ埋まってしまう場合が多いですが、運が良ければ歩いて学校へ行けるかもしれません。
以前学校の目の前のお家にステイしていた学生さんがいらっしゃいましたが、道路目の前を渡るだけ、という立地に甘えてギリギリまで寝るようになってしまい、いつも遅刻ギリギリ…なんておっしゃってました(笑) 近すぎるのも問題かもしれませんね^^
学校によっては自転車通学も可能
通常留学生はあまり利用しませんが学校側の許可があれば自転車通学も可能です。殆どの場合は男の子のケースですが、ご両親の許可と学校側の許可が出た場合は、自転車で通学することができます。
自転車通学というのは日本人にとってはとても馴染みのある慣れた通学手段ですがかここはオーストラリアです。全く勝手が異なります。
自転車交通ルールほぼ自動車と一緒です。罰金の有無もほぼ一緒です。自転車は車両として扱われ、車道を走ります。日本の様に歩行者扱いなどはしてくれません。その為留学生は交通ルールなどの知識が少ないこともあり、許可しない学校が多いのも事実です。
朝、出席とるの?
ロールクラスとは、日本で言うホームルームを行うクラスで、自分はどこのロールクラスか、というのが決められています。
そのロールクラスにて出席を取り、また連絡事項などのお知らせを話したあと、解散してそれぞれの授業のクラスへと散らばっていきます。
学生ビザでの滞在中は出席率がとても重要なポイントになります。
一生懸命勉強していても、出席率が規定を下回ると学校側移民局へ報告しなければいけません。その結果学生ビザをキャンセルされ、最悪日本へ帰国しなければいけない事態になるケースも。
その為出席を取る事はとっても大事。
過去に毎日出席を取っていることを知らなかった、とホームクラスに行かなかった学生さんがいましたが、それは絶対NG事項です。知らなかったからと言って出席を取るときにいなかった事実は変わりませんので、その時間学校にいたとしても遅刻扱いです。出席率の%は遅刻でも関わってきますので、休んでないのに%が結構減っている、となる場合もあります。
学生ビザだけに関わらず、渡航中、滞在中はそのビザの要件をきちんと理解し、英語が理解できていない可能性を十分理解し、何度も確認する努力が必要です。
高校留学の時間割-タイムテーブル
この表はある州立高校のタイムテーブル例です。
Warning Bellというのが予鈴ですね。
予鈴の5分後にロールクラスが始まるので、予鈴が鳴ったらみんなクラスに入ります。ロールクラスは10分だけで出席と必要な事を言ったらすぐ解散して各教室へ向かいます。
以前も書きましたが、オーストラリアでは自分のクラスにずっといるのではなく、教えてもらう先生の部屋へ学生が移動します (見てない方はこちらのリンクからどうぞ 中学高校留学 日本との違い )。
そして、モーニングティの時間。これは可愛いらしく言うと、おやつの時間ですね。
オーストラリアの朝はとても早く、6時、7時から働いている人もたくさんいます。その代わり終業時間が早いのですが、午前中が長いオーストラリアはこうやってランチ以外に午前中のおやつの時間を取るのが一般的なのです (ランチとモーニングティについての記事はこちら)。
登校時間は何時頃?
学校の登校時間は大体8時~8時半。ただ、朝早いとそんなにピッタリの時間に到着するバスがなかったりするので8時前には学校にいる学生も多くいます。
遅刻する場合は遅刻連絡先があるのでそこへ電話して伝えるのが一般的。ホストがやってくれる場合もありますが、具合が悪いときなど自分で電話することもあるかと思います。
日本の中学校、高校とはちょっと違うオーストラリアの中学高校留学。不安もいっぱいあると思いますが、その分たくさんの経験が得られる留学です。留学は自分次第といわれていて、これは本当です。来ただけで自分の思い描いた留学生活になるわけではありません。そこで努力し、もっと話したい、もっと仲良くなりたい、いろいろな経験をしたい、そう願い努力し続けることが、自分の理想の留学へ近づける必須事項です。
今までどういうタイプの日本人留学生が、どんな留学生活を送ってきたか、たくさんの過去の事例を見てきたスタッフだからできるアドバイスがあります。オーストラリアへ行ったことない、留学は短期しかした事が無い、未成年の学生さんのお仕事は経験が少ない、そういう人から話を聞いても意味がありません。話を聞くなら、直接サポートしてきた人から、今までたくさんの学生を近くで見てきた人から、実際の話を聞いてください。 (現地の詳しいスタッフへ直接連絡する → メール)
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