Migration Lawという言葉をご存知でしょうか。移民法という意味になりますね。
オーストラリアでは、オーストラリアのすべてのビザに関して、アドバイス、又は代行を行う事が出来るのはMigration Agent / 認定移民書士しかできないと、このMigration Law/移民法にて定めています。
要するに、ご本人以外が申請するのを正式に頼めるのは認定移民書士しかできないという事です。
移民書士というのは、政府の定めた学位を取得し、試験に合格してライセンスをとり、また新しい規定やルールのアップデート研修を毎年のように受講して認可を受けている人のことを言います。
なぜ移民書士しかできないのかというと、一言でいうと「複雑」だからです。
移民局のルール、法律、規定、をきちんと把握しているか、書類のねつ造を図っていないか、目的と申請するビザがあっているか、不正を行っていないか、申請条件やプロセスをきちんと理解した上で申請しているか、そういうことをすべてわかっていなければならないからです。
毎年移民局の条件やルール、規定はどんどんと変わっていきます。私達スタッフでも追いつかないほど変わっていっています。
移民書士はそれを常に周りのコミュニティーとともに知識として頭にアップデートし、また時には新しいルールに関して議論し、移民局の真意や、はっきりしていないルールの詳細を協議するなどを行います。これはオーストラリア政府が定め、無責任な発言や助言をする人がいるため、移民書士以外はアドバイスをすることすらも出来ません。
でもここは日本です。オーストラリアの法律は適応されませんよね。
その為、日本では移民書士の存在も、そういう法律があることも知らない人がほとんどです。
という事は、アドバイスも非公式な代行申請も可能になるわけですね。
出来るじゃないか、とお思いだと思いますが、その通り、出来てしまうんですね。
それでいいのでしょうか?
オーストラリアの政府が法律で定めるほど禁止しているにもかかわらず、日本でこれから留学を迎える子供のビザを任せてよいのでしょうか?
弊社では、オーストラリア政府認定移民書士がおります。
中学高校生の学生ビザについては、フルサポートの一環として、移民書士による代行申請を行っています。
移民書士による学生ビザの代行申請というのは、一般的に約500ドル~1000ドル費用が掛かりますが、弊社ではフルサポートとして受けしている学生様の場合はサポート費用に含めておりますので、別で代行申請料は頂いておりません。
先日、留学の手続きをしてビザの申請まで行ったが、一向にビザが下りず、もう渡航日になってしまうので、助けてほしいというお電話をいただきました。
数日の間にそれをこちらで出来るようにするには、委任状や今まで委任受領者に指定していた人を解雇し、こちらの移民書士を代行申請者指定する、という手続きが必要になり、それには前任者に確認も取らなければならず、何かと書類が重なり数日ではかなり難しいのが現状です。
なおかつ、学校関連の書類が移民局の方で使用されるため、学校や教育省の方にも連絡する必要が出てきますが、それも弊社で対応している学生さんでないと、プライバシーの問題もあり情報提供してもらえない為、途中での変更はご両親も、私たちもかなり時間と労力を使う事になります。
移民書士というものが何なのか、オーストラリアでの移民法で移民書士以外ではアドバイスもできない、という事をしっかり理解した上で申請しなければいけません。
日本のオーストラリア大使館にてビザ査証部にビザの相談をしてもらうと、同じ回答が返ってくるはずです。
弊社の移民書士スタッフもオーストラリアの移民書士データベースにしっかり登録されており、オーストラリア大使館でもそのデータベースを確認して相談して下さい、と案内されます。
中学高校生の留学のビザは、簡単にできるものと考えているかもしれませんが、現在はまだ見ぬ将来のことも踏まえて申請しなければなりません。
今は留学の動機、なぜそのコースを受けたいのか、どんなことに役立てたいのか、どんな進路を考えているのか、将来はこれを生かしてどんな職業に就きたいのか、というような細かいことまで記載したレターを作成しなければなりません。もちろんすべて英語でです。
まだまだ先のことかもしれませんが、留学して日本に戻ってまた大人になった時に何かをしたいと留学に行く機会があるかもしれません。
その時でも今の中学高校留学の動機や、やりたい事、英語を生かしたい理由などは、移民局に残っています。
中高生が将来の職業まで細かく書く事等難しいのは当たり前ですが、誠実に明確にレターを作成しなければならず、かといって将来その通りにならない可能性も十分にありますよね。
簡単に○○に絶対なりたい、とか○○に進学したい、とか大事な事を容易く断言したりすべきではないと考えています。
また、移民書士が一番威力を発揮するのはやはり何かトラブルになった時です。
残念ながらオーストラリアの移民局ではまだまだミスや間違い、遅延などがあります。
そういう事が発生した際に、本人や第三者が連絡してもあまり取り合ってもらえないことも多いで
すが、移民書士の力は認定いるという事もあり話も早く対応してくれる可能性もぐんと上がります。あまりトラブルになったことがないからと言って、自分のものがトラブルにならないという保証はありません。私たちはこのようにお手伝いさせていただいている中、色々なトラブルについて聞いています。
無責任に、学生ビザは2週間で下りるので、3週間前くらいに申請しましょう、と軽々しく言われた場合は一度考え直した方が良いでしょう。
私たちはきちんと準備をして、余裕をもって3~4か月前に申請を行うようにしております。
初めての留学にせっかく意気込んで向ける出発日に間に合わないという事にならない様、万全の準備と時間の余裕をもって申請するよう皆さんにご案内しています。
それでもビザの申請結果は、一人一人の申請内容によって決まります。
必ず承認されるという保証はありませんが、丁寧に行う事で良からぬトラブルがあった場合でも対応できるようしています。
Migration Agent / 認定移民書士 は必ずMARN(Migration Agent Registration Number/移民書士登録番号)を持っています。
気になる方はその番号を確認することで、きちんとライセンスを持っている人かどうかを確認できますよ。
是非安全できちんとした渡航準備を進めるようにしましょう。
オーストラリア政府認定移民書士 / Registered Australia Migration Agent
MARN 1688735
ワイエー留学 / ワイエーコーポレーション