留学中の一番のトラブルはなんだと思いますか?
トラブルというのはおかしいかもしれません、一番の心配や不安定要素、といったほうがいいかもしれませんね。
それは、ホームステイです。
ブリスベン、ゴールドコースト、サンシャインコーストエリアでは、公立で学生寮のある学校はありません。私立でもかなり数が少ないのが現状です。
学生ビザの要件から、滞在先は学校からは認可が降りていて正式な書類を発行できるものという条件があるため、基本的には自分で用意したマンションや知人の家、一般の寮に寝泊まりさせることはできません。
そうなるとホームステイが一番の滞在方法となります。
が、トラブルがいっぱい・・・なのが現状です。
でもこのトラブルというのはしっかり心構えと予備知識を持って望めば、ある程度回避できる事ばかりです。
ホームステイ先でよくトラブルになる事は、ホストとうまくいかない、というものです。
原因は色々あるにしても、最終的に 合わない という言葉で片付けられてしまいます。
詳しく聞いてみると。。。
・話しかけてくれない
・門限が早すぎてつまらない
・見ているテレビがわからないしつまらないから見ない
・食事が美味しくないから食べない
・洗濯してくれないから服がない
・嫌味を言われる
こう聞いてるだけだと、かわいそう! そんなホスト嫌だ!!と思いますよね。
でも。。。
そこまでに至る色々なことが学生さん側にも原因があったと思いませんか?
・話しかけてくれない
→家に帰っても学生は部屋から出てこない。食事も呼ぶまで出てこないし、食べたらすぐに部屋に入る。夜遅くまで起きていて朝はいつもギリギリで出てこない。
・門限が早すぎるし、友達とご飯にもいけない。
→オーストラリアではそれが普通です。ローカルの子たちも年齢に合わせた門限で家族揃って食事が基本です。食事の時間は早ければ6時も常識。行く前にしっかりそういうものだと認識しておくべきです。(もちろんワイエー留学ではご相談やオリエンテーションでしっかりわかってもらうようにご案内します)。
・見ているテレビがわからないしつまらないから見ない
→オーストラリアでは食事のあとにテレビをみながら家族の時間を過ごすのも一般的。見たくなければもちろん見る必要はありませんが、そこから生まれる楽しい会話の機会や仲良くなるチャンスも同時に失うことをよく認識すべきです。
・食事が美味しくないから食べない
→オーストラリアに来るのであれば食事が合わない可能性があることも認識しておくべきです。食べれないとわがままを言っている場合ではありません。他の国へ留学するというのは語学だけでなくそういった文化や食生活も含めてすべてが勉強です。もちろんありえないものを出すのは受け入れられませんが、和食しか食べれない、パスタは好きじゃない、パンはきらい、野菜はムリ、と言っている場合ではありません。
もしあなたの家にインドのホームステイの学生が来たとして、自分にだけ毎日焼いたナンを出してくれと言われたら困りますよね?
・洗濯してくれないから服がない
→洗濯は週に一回のお宅もいっぱいあります。はじめからそう認識して着替えや下着などは多く持っておく必要があります。
・嫌味を言われる
→その嫌味を言われる原因が自分のもあったのかもしれないと一度考えるべきです。
部屋も足のふみ場もないほど散らかしっぱなしで、出した食事もあまり食べず、手伝いもしない。洗濯をしても食事を出してもありがとうも、美味しかったよ、も言わない。話をしても返事するだけ。笑顔なんてほとんどなくいつも難しい顔している。そんな事が毎日続いたら、嫌味の一つも出てしまうのが物事はっきりしているオーストラリア人です。
こう聞くと、うーん、一概にホストが悪いだけじゃないかも、と思いませんか?
「でもそんな学生なんているの!?大げさじゃない!?」 と思ったのではないでしょうか?
よくいます。
むしろ来たばかりは八割型こんなふうに、笑顔が少なく、話しかけず、閉じこもったままで手伝いもしないし、返事だけ。。。になっちゃいます。
日本人は子供でも大人でも、相手がやってくれると思ってしまっていますが、
笑顔で話しかけてほしいなら、自分が笑顔で話しかける必要があります。
もっと仲良くなりたいなら、自分から仲良くなるしようとしなければいけません。
食事も洗濯ももっとこうしてほしいというのがあればホストに自分から相談して解決策を探さなければいけません。
それをせずにホストが嫌だ、合わない、と言うのはおかしいですよね。
ホストファミリーもみんな人間です。ホテルのようにお客様だから、と我慢してくれるわけではありません。
これも嫌、あれも嫌、努力もしない、理解しようとしない、という状態では、その時に変更してくれても最終的にはもう受け入れてくれるホストはいなくなってしまいます。
私達はそれをしっかり聞きながら、その時その時でアドバイスをしています。
すぐにできることばかりじゃないけど、少しづつそうやって成長していく必要が本人にも、また日本にいるご家族も必要になるかと思います。
留学はそんなに甘いものではない、ともともと覚悟のうえで来ているのは皆さん一緒です。
到着してからそれを少しづつ忘れてしまうのもあるのかもしれませんね。
私達は常に友達のようであり、一番近くで頼れる大人であり、また留学を乗り越えていくには時には厳しいことも言わなければならないそんな立場ですが、いろんな形でサポートしていけるように常に考えて考えて考えて。。。。という毎日です。
(写真:スタッフと一緒に話しながらシティーをお散歩。少しでも気晴らしになったかな^^)
楽しいことばかり連想しないでください。はじめは辛い事のほうが多いと思います。
でもこうやってスタッフが近くにいて何かあれば大泣きして電話をかけられるところ、駆け込める場所があるということを常に忘れずに頑張ってもらえるようにサポートしています。
さあ、もうすぐ4月渡航生の出発が1か月を切りました。
私達も張り切って頑張っていきます!!