以前は15歳以上、もしくは中学を卒業時点から留学に来ることが多かった中学高校留学ですが、現在は小学校終了後からや、中学校の途中から留学へ行く形がどんどん増えてきています。
同じ10代という事で認識されますが、実際サポートを行っているとかなり違う事がよくわかります。
15歳以上という事をベースに置いてサポートしてしまうと、困ったことになってしまう事も多くあるのです。
今回は、15歳以下である中学生の留学の場合に起こりやすいトラブルを何件かご紹介しましょう。
① 初めてのスマホでやみつきに
13歳、14歳の中学1年、2年の学生さんの多くは日本でスマートフォンを持っていない、もしくは規制されている子がほとんどです。
しかし留学する際にはやはりいつでも話せる、いつでも電話が出来るLINEやスカイプが使えるように、とご両親の古いスマートフォンを持たせるケースが多くあります。昔は国際コーリングカードと呼ばれる国際電話用の格安テレフォンカードを購入して、節約しながら日本の家族や友達と話をしていたものですが、便利になりましたね。WiFiさえあれば、いつでもどこでも遠く離れた家族や友達と話せるという事です。
それによって、13歳、14歳で、日本でもともとスマートフォンを持っていなかった子が、初めて持つようになります。
これは、とてもうれしい事ですね!(ご本人としては)
もうお気づきだと思いますが、一日中スマートフォンばかり触ってしまう、というのが一番のトラブルであり、ほとんどの学生がそうなると言っても良いかもしれません。ご両親に気にせずアプリのダウンロード、ゲーム、動画の視聴、友達との会話やチャット・・・もうやることは尽きません。
それによって何が発生するかというと、せっかく留学に来ているのに、スマホが気になって気になって、なるべく自分の部屋に行くようにしてしまう、という事です。部屋ばかりに入っていないで、ちゃんとリビングなどに出てホストファミリーと話をしなさい!と日本のご家族から言われていたとしても、リビングでスマートフォンを触ってばかり、、、という事も良くあります。
子供は何も聞かれてもないのに、何も用事がないのにただ座っているだけ、という事がなかなか難しいものです。
「用事がないなら部屋に行こう」、「部屋に行ったら自由だしスマホしよう」、という流れです。
もともと日本人はシャイな性格という事もありますが、それに加えて魅力的なアイテム「スマートフォン」を手に入れてしまったら、それはもう自分の世界に入ってしまいますよね。
なおかつ、オーストラリアでは自分の部屋に閉じこもっていることを良しと思わない国柄です。部屋に入ってしまうと話しかけないで、と言われているようなイメージを持っており、私達の学生さんの中にも、ホストから私たちに連絡があり、話さないしスマホばかり触っていて、気が付いたらいつも部屋に閉じこもっているので、どうしたらいいかわからない、どう接すればいいかわからない、と連絡があることも時々あります。
かといってスマートフォンはやはり便利です。持たせないようにする、というのも一つの手ですが、しっかりと日本で行く前からご本人に理解してご家族からお話ししてもらう必要があります。
私たちの場合は、渡航前のオリエンテーションや渡航後のオリエンテーションにてしっかりご案内していますが、そこも子供ならでは。。。すぐに忘れてしまったり気にしなくなってしまう事も多いのが現状。
そうなってしまう学生さんは、私たちの方でもホストからのそういった連絡や日々の生活の中から長い目でサポートしながら、改善していってもらうしかないでしょう。
留学の目的ややりたい事を見失わない様、しっかり頑張っていく必要がありますね。
次回は2つ目のトラブルをご紹介します 😉
ワイエー留学
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