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【留学-中学高校】 思春期の3年間はとても大きい
2018年11月23日

こんにちは、ワイエー留学です。

 

今日は10代の3年間についてお話ししたいと思います。

未成年の留学はそもそも10年前は高1、高2で来ることが多かったのですが、現在は中1から来る方もかなり増えています。

 

卒業のタイミングで来ることが多いので小6卒業後か中3卒業後、というタイミングが一番来やすいのですね。

 

小6卒業時というと13歳、中3卒業後というと15歳です。

 

この3年間は大きく、たったの3年間ですが、とても大きく違います

 

13歳はまず英語をほとんど勉強していません。

やっていても英会話です。

年齢が小さい事もあってリスニングやスピーキングはすぐに慣れて生活には問題なくなることが多いですが

代わりに、読み書きが全くできない状況がほとんど。簡単な幼稚園生の絵本も読めない状態です。

その為、友達はすぐにできてランチの時間や休み時間などとても楽しく過ごすことができることが多いかと思います。無邪気に笑い、周りの学生も低学年なので無邪気に近寄ってきてくれます。ただ、語学の勉強をしていなかったこともあり、どんな教科でも教科書は英語で長文が書かれているため、それを読んで理解することが出来ない、また宿題で文章が書けない、という事が多く成績が著しく悪くなる可能性があります。

 

15歳は3年間英語学の勉強をしています。

ただ、会話はあまりできません。

中学校で受験英語をやっていたこともあり、語学的な意味合いで英語を理解しているため、読み書きができる事が多いですが

逆に話す機会がなく、また思春期真っただ中という事と日本人の特性的な性格もあり、シャイで自ら話をしない傾向にあります。

その為友達が出来なくて悩む子がおおくいます。ほおっておいてもできていた友達が、今やじっとしているだけでは友達はできない状況だからです。ニコニコして色々な人に話しかけられれば良いのですが、多くの学生、特に男の子はシャイで無口、また自分から声をかけられない子が多いため、苦戦します。

 

 

英語力だけで言えば、13歳の学生さんはこんなことがまだ身に付いていない可能性があります。
 ・ 文章の初めは大文字

 ・ 最後はピリオド

 ・ カンマやスペースの使い方

 

なかなかライティングの成績が上がらずに本科へ進めないかもしれないという13歳の学生がいたので

現地オフィスではライティングを見てあげたり、アドバイスできることがあれば行っています。

見てみると、何よりも気になったのが上の3つ。大文字、ピリオド、カンマ、スペースの使い方がめちゃくちゃです。

おそらくBe動詞もわからない状態なのだと思います。

その割に友達は多く、先生やホストファミリーとの会話は問題ないのです。

不思議なものですね^^

 

 

日本でも小学校1年生から作文をやっていますよね。

13歳で中学1年生の学年で、それが出来ない状態にあるという事です。

 

ですから、中学からの留学を考えている方は、英会話の練習よりも英語学の勉強の方が必要です。

もちろん会話も大切ですが、おもったよりもすんなり話して聞けるようになるのに比べ、読み書きは簡単にはできないのが現状です。

 

弊社ではすべての留学手続きが終わってから、渡航するまでの間に英文ライティングの添削を行っています。
メールやワードファイルなどで英文を作成してもらい、こちらへお送りしていただいたらそれを添削してアドバイスを記入してお返ししています。正しいかどうかという部分もありますが、それよりも英文を「書く」という行為に慣れてもらう必要があるからです。

 

 

では15歳からの留学の場合はというと、文法で凝り固まってしまっている頭を一旦切り離して、話しをすることに重点を置くとよいかと思います。

特に英語が得意だった子は、余計頭の中で文法を組み立ててしまって、いざ口から話そうとすると正しい文法にしてからでないと話せない、とブレーキがかかってしまい、なかなか話せない状態になります。

文法も知らない子は気にせずペラペラ話すのに対して、文法を理解している子は間違っていることがわかっているから慎重にしか話せない、という傾向にあります。

 

また、自分から話す、自分から聞く、自分から声をかける、という事が出来なければなりません。

私たちに質問する時ですら、来たばかりの学生さんは、直接ではなく ご本人(オーストラリア) → お母様(日本) → ワイエー(オーストラリア) と質問が回ってきたりします。

(学生と私たちサポートスタッフとの距離感が近くなるように努力を続ける毎日ですが💦)

 

結果、どちらの方が留学を始めるのにふさわしい、というのはありません。

どちらも良いメリットがあり、難しい点もあります。

 

皆さんにお話しするのですが、もちろん周りの環境によって色々な影響があると思いますが

最終的には本人次第です。

 

どんな環境にっても頑張る子は頑張り、どこの環境に行っても環境のせいにしてばかりしてしまう子は、やりません。

留学に対する理想は大きいとは思いますが、現地に行ってからの大変さ、厳しさ、そして自分の今まで通りではダメだと、必要があれば新しい自分にならなければいけないことを良く理解して渡航することが大切です。

 

先日、こんな学生さんがいました。

 

「別の国の友達が欲しい。どこか一緒に出掛けたりしたい。」

 

というのでショッピングや買い物、一緒にランチを週末食べに行ったりなどしてみたら、と提案したところ

 

「他の国の料理はまずいし食べられたものじゃない。

その人に合わせて買い物やランチしたり、

見たくない映画を見なきゃいけないのも嫌だ。

人に合わせるくらいなら友達なんていらない。」

 

 

と答えました (-_-;)ガクッ…

 

 

留学している子とは思えない発言・・・、でもまだまだ来たばかりの子です。

 

 

世界中の色々な国の人と知り合い、語学を勉強して世界で活躍したいと思い留学しているはずだと思いますが、それもまだまだ思春期の子供たち。色々な事を感じ周りの言葉を聞きながら自分の考えも、そして発言もきっと変わっていくのだと信じています。

 

多感な10代の留学、大変な事ばかりですよね。

 

私達は心理カウンセラーでも何でもありませんが、日本のご家族と一緒にその子のことを思い悩み、少しでもプラスになるようにとお手伝いしたいなと思っています。

 

来年の1月渡航はほぼ手続きは完了し、次は4月渡航です。

4月渡航の方も今年はとても早く皆さん準備を進めて下さったので、ほとんどがスムーズです。

また駆け込みで4月渡航をご希望の方がいらっしゃれば、お早めにご相談くださいね。

 

 

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