英文履歴書の作成方法
留学の醍醐味の一つに、現地でのアルバイトやお仕事を経験すること、にもあるかと思います。でも履歴書ってどうやって書くの?そう思っている方は多いのではないでしょうか。
英語で履歴書なんて無理…(汗) そうあきらめてしまいそうな方も、これを見れば自分にもできる気がしてくるはずです。
英文での履歴書をしっかり学んで、自分をアピールするしっかりした履歴書を作成しましょう。
海外での履歴書のポイント
日本では履歴書は決められたフォーマットがありますね。それに書けばいいだけ。アルバイトくらいなら手書きで書く方も多いのではないでしょうか。残念ながら世界では通用しません。英文の履歴書はフォーマットなんてないんです。しかも手書きなんてもってのほか。しっかりパソコンでタイピングし、印刷して提出するのが鉄則です。間違っても手書きで書くなんて事が無いように気を付けましょう。
そしていくら経歴が素晴らしいからといって、またたくさんの学位を持っているからといって、ダラダラと長い履歴書はNGです。最大でも2枚にまとめる必要があります。もしアルバイトなどであれば、A4サイズの紙1枚にまとめるのが良いでしょう。
ポイント
・フォーマットは自由スタイル
・手書きは絶対NG
・1枚~最大2枚までにまとめる
英文履歴書の内容カテゴリ
さて、日本みたいな決められたフォーマットがない履歴書はどうやって作るかというと、まずは大きなカテゴリがいくつかあります。どこにどんな内容を書くのか、という事をよく把握しましょう。
自分の個人情報
まずは自分の個人情報を入力します。
名前、住所、電話番号、メールアドレスなどです。現在のビザの状況などを記載するのもいいでしょう。
ポイント!
名前は他よりも大きく太字で、パッと見て誰の履歴書かわかるようにしましょう。
Objectives (目的/志望動機)
ここにはこの履歴書を出す目的、志望動機を書きましょう。アルバイトなどであれば例えば「レストランでのウェイトレスポジションで仕事を探しています」というように記入します。もちろん英語で書いてくださいね。
Education (学歴)
ここには学歴を記載します。基本的に上に新しいものが来るように書くため、下に行けば行くほど古い学歴になっていきます。人によって学歴はそれぞれですが、一般的に言うと、大学、高校などを書きます。専門学校やビジネス学校など複数の学校に行っている場合、どんどん長くなってしまいますがそれは全体を1枚に(もしくは2枚に)まとめられるかどうかで古いものを記載しないようにするなど、調節しましょう。
書く内容は、入学月/年~卒業月/年、学校名 (都市名/国名)、学部/専攻を記載します。
[記載例]April 2001 – March 2004 ABC University (Tokyo / JAPAN)
Bachelor of Art – Accounting
Work History (職歴)
次に職歴を記載します。職歴も学歴と同じように上が新しい職歴になるように書きましょう。
書く内容は、働いていた期間、会社名、会社の場所、役職、職務、プロジェクト、任されていたごとや功績などです。
October 2009 – June 2011 DEF Resort Hotel (Osaka / JAPAN)
Reception – Senior receptionist
(Customer service, welcoming customers, inquiry and call handling)
April 2005 – September 2009 XYZ Company (Tokyo / JAPAN)
Service department – Customer service officer
(Service development and hospitality training)
Other skills / Qualifications (その他のスキル/資格)
ここにはスキルや資格などを記載します。たとえば英語の資格証明を持っている場合や、ほかに証明書などがあればそれを記載します。また、語学に関しては資格がなくてもスキルとして記載することも可能です。そのため英語と日本語は必ず記載しましょう。
ここに記載するスキルはなんでも記載できますが、応募しようと思っている仕事にプラスになるような資格をメインに記載していきます。日本の履歴書には趣味や免許の欄などがありますが、英文履歴書はフリーフォーマットです。書くならこの欄に書くのですが、もちろん趣味などは書きません。趣味が高じた資格の場合、例えば書道OO段、茶道OO段、着付け講師資格、そういったことも記載してもかまいません。ただ応募するポジションには関係ないことが多いため、書けば書くほどいい、というわけではなく書かないケースの方が多いかと思います。書いても問題はありませんが応募するポジションの関係などを考えて書きましょう。
こちらの欄に書く事が多い内容としてはこんなものがあります。
[記載例]Language Skills English – Intermediate level in writing and speakingJapanese – Native speaker
Computer Skills Microsoft Office (Word, Excel, Power Point)
First Aid Certificate (2014 Sydney Australia)
Referees (参考人)
レフリーとは、本人を証明してくれる参考人を意味します。そのレフリーはホストマザーや学校の先生などにお願いするケースがほとんどです。レフリーになってほしいと思ったら勝手に書くのではなくて、なってくれる方に私のレフリーになってもらえませんか、と聞いてOKをもらったらその人の情報をもらって記載します。基本的には2名記載するのがベストです。
記載する内容は、レフリーになってくれる人の名前、職業(会社名)、電話番号、メールアドレス、住所(無くても大丈夫です)、となります。
[記載例]Catherine HownJSG Company – Marketing Specialist
07-1234-5678 / 0401-234-5678
catherine@gmail.com
レフリーになってくれる人がいないという問題は留学生によくある悩みです。
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サンプル英文履歴書
実際の英文履歴書を見てみましょう。これがサンプルになりますが、こうでなければいけないという決まりはありません。まずはマネして自分なりに書いてみましょう。ワイエー留学ではお申し込みのすべてのお客様、また現地の無料英語サークルに参加しているすべての学生様の英文履歴書を添削&アドバイスを無料で行っています。一度作成したら応援団でチェック!!(お送り先 info@ryugakuouen.com)
いかがでしたか?英文の履歴書は確かに難しそうですが、大丈夫です。英文履歴書をすべて作ってくれるというサービスも世の中にはあるかと思いますが、私たちはそれは賛成しません。留学をしたい方は英語を話したい、英語でコミュニケーションを取りたいと考え渡航しているはずです。初めて自分の今までの人生を英語に直してみるというのが、留学の第一歩です。
また、自分で考えずに人に作ってもらった履歴書では、面接のときにうまく話ができず結局不採用になってしまいます。自分で考えた自分の言葉で作成し、その作成途中で得た単語力、英語力で面接も頑張れるはずです。
是非自分だけの履歴書を、一緒に頑張って作りましょう。
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